活蚕ハナサナギタケ冬虫夏草「仙草泉」

仙草泉(せんそうせん)

活蚕にハナサナギタケ菌を噴霧感染させて丁寧に育てます。

蚕の栄養が一番高く優れている状態で噴霧感染させます。

蚕が桑葉を一番食べる時期は、最後の脱皮が終わって糸を吐くまでの約1週です。
その1週間のうち5齢3日目の蚕は特に桑葉を食べ、蚕自体のパワーが最大にまで達します。
その時にハナサナギタケを噴霧感染させるのです。

噴霧した後の蚕は温度や湿度などの育成環境を一時的に高め、ハナサナギタケ菌が定着しやすい状態にします。その後、通常の温度・湿度に戻しますが、生きたまま感染させているために蚕は通常通り吐糸し、繭を作り蛹になります。

そして蛹の状態にはなりますが、すでに冬虫夏草菌の感染が体内で進んでいるので、蚕は、感染症から身を守るために生体防御作用が働かせ、体内で多くの免疫活性物質を生産し始めます。
しかしながら、ハナサナギタケ冬虫夏草菌は蚕の体内でその作り出される免疫の攻撃を受けながらも寄生し成長しようとするのです。

生きたままの蚕を使用すると、下の写真(左)にも見られるように蚕体内にまで子実体がいっぱいになります。

繭から蛹を取り出し感染具合を確認、選別した後、育成状況を整えたインキュベーションルームで子実体は大きく成長。約30日~40日間かけて形成率が95%という高い栄養豊富な活蚕ハナサナギタケ冬虫夏草が完成します。

製造工程

活蚕ハナサナギタケ冬虫夏草が出来るまで

蚕の飼育管理

蚕の飼育管理

無菌飼育される蚕は温度・湿度を管理し、蚕の成長に合わせて面積あたりの生息数を調整します。専用の人工飼料を食べて成長し、4齢に成長した蚕(脱皮前)に新鮮な桑若葉を与える事で活力増強を図ります。

ハナサナギタケ菌の噴霧感染

ハナサナギタケ菌の噴霧感染

5齢の繭を造る前の蚕にハナサナギタケ(PMJ2002)菌株を感染しやすい環境下で噴霧感染させます。蚕の体内では免疫とせめぎ合いながらハナサナギタケ菌が成長していきます。

冬虫夏草として成長

冬虫夏草として成長

5齢蚕に寄生した冬虫夏草は、温度や湿度などの育成環境が完全管理された無菌インキュベーターで一定期間成長させます。生きた5齢蚕が蛹になり、しだいに冬虫夏草が広がっていく様子。(左から右へ)

活蚕ハナサナギタケ冬虫夏草断面図

活蚕ハナサナギタケ冬虫夏草断面図

蚕の体内に冬虫夏草が広がっています。培地で造られた物、又は接種された物との栄養価の違いは、自然と同じ状態で一つ一つが出来上がるためです。

収穫時期

収穫時期

収穫時期になった状態。世界で350~400種類もあると言われる冬虫夏草の中で、最も高い薬効成分が含まれているハナサナギタケ(※PMJ2002)の菌で造った活蚕ハナサナギタケ冬虫夏草の完成です。

活蚕ハナサナギタケ冬虫夏草

活蚕ハナサナギタケ冬虫夏草

その後、凍結乾燥させて粉砕し抽出されます。抽出液は栄養価が殆ど変わらないようフリーズドライ製法でカプセル充填されます。

仙草泉カプセルとは?